アダルトチルドレン(AC)の私も参加していい?

アダルトチルドレンと4つのカラー

アスク・ヒューマン・ケア代表としてTRUE COLORS日本版プログラムを共同開発し、かつファシリテーター育成にあたってきたトレーナーでもある今成知美が解説します。

アダルトチルドレンとは

アスク・ヒューマン・ケアでずっと扱ってきたテーマのひとつに「アダルトチルドレン(AC)」の問題があります。
アダルトチルドレンとは、さまざまな原因によって健康で柔軟な機能が損なわれた家庭で育ち、大人になった人たちのこと。
いずれも、それぞれの問題状況に適応した行動パターンや役割を身につけています。

たとえば、とてもしっかり者の「いい子」として家族の期待を一身に背負ったり、自分のことは後回しにして家族の世話を焼く「やさしい子」になったり、激しい暴力や争いの中で「見えない子」として自分の身を守るなどです。

こうした役割や行動パターンは、子ども時代を生きのびるためには役に立つのですが、大人になってから「生きづらさ」のもとになることが多いのです。
がんばりすぎて息切れしてしまう、自分が本当は何を感じて何を望んでいるのかわからない……などです。

アスク・ヒューマン・ケアでは、このようなアダルトチルドレンの課題や共依存の課題に取り組む方のための、さまざまなセミナーや通信講座を実施しています。
そのためTRUE COLORS(TC)プログラムに関して、
「ACの私も参加していいのでしょうか?」
という質問をいただくことがしばしばあります。

もちろん参加OKです。
特に「自分らしさ」を探るためには、TCプログラムはとても役に立つはず。実際にACの方々もたくさん参加しておいでです。
その中から3人のお声をご紹介します。

「ACの私は『支配―被支配』の関係性や『全か無か』のとらえ方をしやすい。トゥルーカラーズは、すべてのカラーに強みと弱みがあり、どの人も全部のカラーを持っていると考える。……これは講座に参加した一番の収穫」

「ACとしての回復に一段落ついて、自分と周りの人とのかかわり合いを改善したいと考えて参加しました。自分の第一カラー以外のカラーも、今までの経験のもと、耕されていました。途中で、私は何をやってたんだろうとわからなくなったんですが、それも物事をつきつめて考えるカラーゆえと納得しました」

「人生をカラーで振り返るワークで、ACという自己認識をもつようになってから初めて、自分の幼いころを肯定することができました!」

自分をとらえ直す「別の視点」

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アダルトチルドレンとしての課題に取り組む方がTCプログラムに参加される場合、大切なのは時期です。

TCプログラムが効果を上げるのは、子ども時代の家族で何が起きていたかを振り返り、怒りや悲しみなどの感情をある程度解放したあと。
何か次に進むヒントを探しているときだと思います。
なぜならTCは、自分や家族一人ひとりを「生まれながらの個性をもつ個人」として捉え直す別の視点をくれるからです。

「機能不全家族」といった病理ではなく、個性のぶつかり合いとしての家族……その中で形成された自分を、もう一度見直すことができるのです。
親の期待や教育、家庭内での役割、社会環境など「外部からの影響によって身につけたもの」ではなく、「自分が生まれもった感性や感覚」がどこにあるのか?
TCではそこに焦点を当て、グループの中で体感しながら探ります。

「入門講座」に続く「実践講座」には、さらに深く自分に気づいたり、新しい考え方やスキルを学ぶヒントがたくさんあります。

自分はどのようなカラーの影響を受けて育ってきたか。どんなとき自分はストレスを感じ、どのカラーの助けで軽減できるのか。どうやって周囲とつながっていけばいいのか。自分を「相手に合わせて変える」ことなく「相手に伝わるアプローチ」をする方法も学べます。

なお、トラウマに苦しんでいる状態や、強い感情(あるいは感情のマヒ)の中でTCを体験するのはおすすめできません。
その状態の中では、自分の個性や気質に焦点を絞るのは無理だからです。

うつやメンタルな病気で服薬中のとき、アディクション(依存)の真っただ中の状態も、無理です。
回復が半ば進み、グループでの新しい体験を楽しみながら、自分と向き合う余裕ができたとき。「病理」とはちがう視点で自分を見てみたいと思ったとき。身近な人間関係を捉え直すヒントがほしいとき。……TCはきっと役に立てると思います。

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