「気質」をもとにした体験型プログラム
TRUE COLORS(TC)は、アメリカの心理学者カーシー博士による気質と行動パターンの研究をもとに発展させた、体験型プログラムです。
人間関係やチームワークの向上、ストレス軽減、自己開発へと、幅広く活かすことができます。
TCプログラムでは、人間の持つ気質を「オレンジ」「ブルー」「ゴールド」「グリーン」の4つのカラーで表現。それぞれのカラーが自分の中でどう機能しているか――ワークを体験しながら、見て、聞いて、感じて、学んでいきます。
そのため、難しい専門用語を勉強しなくても理解でき、職場や家庭生活、援助や教育の現場など、さまざまな場面に活用できます。
アメリカをはじめ各国に普及しており、企業のコミュニケーション・プログラムとしても取り入れられています。
こんなこと、ありませんか?
- 「あの人はどうして、こんな反応をするんだろう?」
- 「こういう相手は苦手だ。どうもうまくやれない…………」
- 「どう言えばわかるのかな、話が通じなくてまいったな!」
……そんなふうに腹が立ったり、混乱したりして、ストレスを抱えることはありませんか?
意外と多くの人が、自分と異なる相手が理解できずに苦労していたり、そもそも自分本来の持ち味に気づかず周囲に合わせて無理していたりします。
TCを学ぶと、身近な関係も、仕事の上でも、ストレスが減ってお互いの「違い」が活かせるようになります。
TCプログラムの3つの柱は
- 自分を知る
- 相手を知る
- 違いを受け入れる
とてもシンプルですが、頭で理解するのではなくワークを通して実感することで、多くのことを得られます。
- 自分の「個性と強み」に気づけます。
- 苦手だった相手の「考え方・感じ方」や「大切にしているもの」が理解できるようになります。
- この「違い」を尊重することで、人間関係がスムーズになり、ストレスが減ります。
- 「違い」を前提にしたコミュニケーションやコラボの力を磨くことで、自分本来の力を発揮しやすくなり、チームとしての力も伸ばせます。
4つのカラーとは?
4つのカラーについて、少し説明しましょう。
ここでは「何がもっともストレスになるか」というテーマで、カラーの違いをみていきます。
(なおこれは、「気質と行動パターン」を便宜上、4色におきかえて使いやすいようにしたものです。色合い自体に意味はなく、色彩心理学や好きな色とは関係ありません)
安定を必要とする【ゴールド】にとって何よりストレスとなるのは、予定がくずれたり、突発的な事態で手順や規律を乱されることです。
もともと日本はルールや枠組みを重視する社会だけに、ゴールドの傾向が強い人は過剰に責任を背負い込みやすいのです。あらゆる物事を間違いなく進めなくてはいけない――。 状況をすべて把握しコントロールしなければ――。こうして消耗してしまいがちです。
人間関係を重視する【ブルー】にとっては、相手と気持ちがつながることや、相手の期待に応えて役立つことが大切です。ですから「どうつながればいいかわからない」「役に立っている実感がない」という関係はストレスになります。
もともとブルーは「気疲れ」「人疲れ」しやすいのです。単に人の存在に疲れるのではありません。周囲の意向を「察して」動くためにエネルギーを使うので、察しあいがスムーズにいかないとへとへとになります。
【オレンジ】は本来、自由に生きることを大切にします。ところが日本ではまわりに合わせることが大事にされ、周囲の方針に従うことや、周囲との和を保つことを期待されます。これがオレンジにとっては「縛られる」ストレスになるのです。
人によっては小さい頃から問題児と見なされ、自分本来の持ち味をマイナス面としか自覚していなかったり、長いこと奥にしまいこんでいることもあります。
【グリーン】が力を出すために欠かせないのは、「関心あるテーマ」「自分が納得できること」「集中できる時間と空間」。これが得られないのはストレスです。
たとえば、無駄に思える作業を強制されたり、急かされて自分のペースが保てなかったり、いわゆる世間話や情緒的なやりとり……いずれも苦手なのです。
グリーンにとっては、人間関係や場の空気といったことより、客観的な事実と理論の筋道が大事です。
……あなたにとって、どれがフィットしたでしょうか?
……周囲にいる人は、どれがあてはまりそうですか?
これはほんの入り口です!
文字を通して理解できることは限りがあります。
五感の一部しか、使っていないからです。ですからこれはほんの入り口だということをお忘れなく!
文章を読んで「自分はこのカラー!」と思ったとしても、実際に講座に参加してワークをしてみると、「あれ?」ということになる人が多いのです。育った環境や、今おかれている立場や役割などで、「自分はこういう性格なんだ」と思いこんでいたり、本当は魅力的な個性を弱点だと考えて押し隠している場合もあります。さらにそもそも、「一つだけのカラー」に当てはまる人などいません。仕事とプライベートでは、「表に出すカラー」が違っていることもあります。
TCプログラムでは、皆が全部のカラーを自分の中に持っていると考え、4つのカラーの順番や比重を見ていきます。もっともフィット感が強いカラーを「第一カラー」と呼び、そこに与える第二カラーや第三カラーの影響をみていったり、弱みでもある第四カラーと向き合ってみたりするのです。
自分本来の持ち味はどこにあるのか?
これからどのように伸ばしていくことができるか?
さまざまなタイプの人と、どうすればスムーズな関係がもてるのか?
……ぜひセミナーへどうぞ。